IS-WORKSについて

築140年の歴史に刻まれる改修工事

ご依頼の背景

経年劣化による建物の傷みや、雨漏りによる腐食の増進などに加え、東日本大震災の被害により漆喰の壁に大きな亀裂が発生しました。
大きく損傷してしまった歴史ある建物を先々の時代へ残していくための改修工事。

現場作業風景

経年劣化と地震により、中にも外にもヒビが入り損傷した壁の塗り替え。弱い部分を剥がして、土壁に強度を持たせ、特殊な繊維が配合された漆喰をベースに、さらに仕上げと塗っています。

古くからの建物には筋交が余り無く、壁が古くなると共に建物の強度が落ちている。それによって筋交を追加していく必要がありました。新規で入れられる所に五ヵ所以上入れました。

古くからの立派な梁には見た目からは分からない白アリが入り込み、とても二階を支えられる梁では無くなっていました。危険度が増せば倒壊する可能性も出てきます。これらの梁は全て交換となりました。

  • 床下の湿気を下げる為に風窓や床下の土間の高さが重要となります。外の地面の高さよりも室内側の土間をあげています。さらに風窓のサイズアップや本数を増やすなどをしています。

  • 細かい造作物も現場での加工や建具屋での更に細かい仕掛けまで丁寧に仕上げられます。勿論この様な物はホゾを使い、木が木に刺さりビスを使わずとしても丈夫に組み上げられます。

  • 格天井やいなご天井を組み合わせた天井の裏側になります。この様な見えない所にも手間が入りますが、見えない裏方だからこそ丁寧に仕上げます。
    ここで手を抜くと将来天井が下がったり、化粧の板が割れてしまいます。

完成ギャラリー